【社説】原発密集地域の東南圏の地震不安解消が必要=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.23 09:13
慶州(キョンジュ)周辺で1週間の間にマグニチュード5.8の歴代最大地震とマグニチュード4.5の余震が発生し、国民は不安を抱えている。慶州を含む東南圏が韓国最大の原子力発電所密集地域だからだ。2011年の東日本大地震の際、福島での事故に見られたように自然災害自体より2次的に起こった原子力発電所の損傷がより大きな被害をもたらす可能性があるためだ。これに伴い、東南圏に密集した原子力発電所の安全問題に国民の関心が集中している。
今回地震が発生した梁山(ヤンサン)断層の他に近隣の日光(イルグァン)断層と月城(ウォルソン)断層も地震発生の可能性がある「活性断層」という政府報告書が作成されたという一部の報道はそうした点で大変な関心を集めている。韓国地質資源研究院が2009年から3年間研究した内容を基に2012年に消防防災庁に報告した内容だという。